宗印寺(日野)
大沢山宗印(禅)寺は、京王線平山城址公園駅下車徒歩5分の小高い丘陵の上にあり、慶長4年(1599年)に開創された曹洞宗の寺である。木造平山季重坐像、木造薬師如来坐像、日奉地蔵などが安置されており、境内には、都旧跡の平山季重の墓や市指定史跡の林丈太郎の墓とその墓碑がある。さらに境内に祀られている『布袋尊』は日野七福神と称されて、『日野七福神めぐり』のコースとなっていることでも有名なお寺である。
平山季重は鎌倉初期の東国武士の典型で一の谷の合戦や保元、平治の乱にも活躍した人物である。その居館跡は京王線平山城址公園駅のロータリー付近にあり、晩年仏門に入った後、居館を大平山大福寺と称し、没後はその大福寺に葬られた。明治の代になり大福寺が廃寺となったときに平山季重の墓は宗印寺に移され、現在に至っている。
林丈太郎は明治8年に平山村に生まれた徳農家で、農業に精励し、旱魃や病害虫に強く、食味もよく、多収性の『丈太おかぼ(のち奨励品種『平山陸稲』)』を発見し、全国的に普及させた。墓は宗印寺境内墓地にあり(法名高岳丈名居士)、その墓碑は浅川水系が良く見える境内にある。碑には『林丈太郎ここに眠る 品質改良家 を創む また平山の名を全国に広めたり 墓石はいとも小なり されどその功績はいとも大なり』と刻まれている。
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